マルチメディア情報処理論

このページは五十嵐担当分についての情報です。

課題2: Search Interface

郵便番号をグラフィカルに検索するプログラムを書き、ユーザテストを行う。

プログラム
キーボードを使わずマウスだけで検索できるようなインタフェースに限定する。 なるべくJavaのアプレット(Java2可)が望ましいがその他の言語でも可。 講義で紹介したような例(ConeTree,HyperbolicTree,Zooming等)を参考にしてよいが、 使いやすくするような工夫(表示法および動作)をすること。 郵便番号一覧のデータと、読み込みのサンプルJavaプログラムが 下記の場所にあるので参考にすること。 その他必要に応じて既存のプログラムを参考にしてもよいが、 その場合にはその内容と自分の開発した部分を明記する。 本講義の他の学生のものを流用するのは禁止とする。 JazzsubArctic 等のツールキットの利用も勧める。

データおよび参考プログラム: データとローダ, ドラッグ操作やズーム操作のサンプルコード

ユーザテスト
3人のテストユーザを確保して、インフォーマルなテストを行う。 テストの目的は、自分のデザインしたインタフェースの特性や問題点を正確に 理解することである。 よって「ちゃんと検索できていた」というような結論を出すのでなく、 「**の操作方法はこう変えるべきである」 「**の表示を加える必要がある」というような具体的 改良点を洗い出すこと。 操作時間を計る必要はないが、以下に述べるようなタスクを 実際に行ってもらった上で、その様子を観察したり アンケートに答えてもらったりする。 まず、使い方を説明せずに操作してもらってその様子を観察した後、 ちゃんと説明した上での操作の様子について観察するとよい。 (現実にはほとんどマニュアルは読まれないので、 触って直感的に理解できることが大切)

レポートには、被験者毎にテスト結果の詳細をつける。項目例: 被験者のProfile(マウスの習熟度、年齢層など)・実験時間・作業内容・観察結果・ 被験者のアンケート(良い点を3つと悪い点を3つ挙げてもらう、等)とコメント・ その他。

タスク例
以下のようなタスクを想定して、 それらをやりやすくするインタフェースをデザインする。
1) 特定の住所の郵便番号を検索する。
2) 一度行った場所に後で再び戻る。
3) 複数の場所を行ったり来たりする。
4) 上記の各作業において、移動距離が近い場合と 遠い場合の違いを調べる。
5) その他、実際にありそうな作業を想定してテストする。

レポート提出方法
外からみられるWWWページの形で各自のホームページに置き、 そのURLを氏名・学生番号を明記の上、五十嵐までメイルすること (レポート本文はメイルでなくWWWの方へ記述すること)。 作成したプログラムもアプレットとして含める。 最後に、考察や感想を含めること。

提出期限: 5月28日深夜 (厳守)

提出先: 五十嵐 健夫

なるべく早く作業を始めること。不明な点、質問等があれば早めに五十嵐まで。 アップデートがあればこのページに掲示する。

参考資料

  1. 情報視覚化チュートリアル by 増井俊之
  2. Inxight 情報視覚化ツールの会社。デモのダウンロードあり。
  3. Jazz (Toolkit with zooming & animation) by Ben Bederson
  4. subArctic (Toolkit with animation & constraints) by Scott Hudson and Ian Smith