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コンパイラ内部情報を利用したCASEツール開発手法

C言語は安全性に問題があるにも関わらず,依然としてOSや言語処理系などコンピュータシステムの基盤となるソフトウェアで広く使われている. そのため,ソフトウェアの開発保守を支援する数多くのCASEツール開発手法が提案・実装されている. 例えば,ソースコード解析手法としてはACMLやSapid,またバイナリ解析手法としてはDWARF2-XMLなどが挙げられる. しかし,ソースコード解析手法ではコンパイラ独自拡張機能への対応,バイナリ解析手法では式や文といったソースコードの情報が一部失われるなどの欠点があり,高精度のCASEツール開発は難しい.

そこでこれらの欠点を解決する試みとして,コンパイラ内部情報を用いた手法を提案する. コンパイラ内部情報とは,コンパイラが実行コードを生成するために内部で保持する,ソースコードから作成した中間表現データのことである. コンパイラ内部情報を他のCASE ツール開発に応用する事例は少ないが,ソースコードの情報を保持しつつも処理系定義動作・未定義動作やコンパイラ独自拡張機能への問題にも対応できるなどと多くの利点が期待できるため,CASEツールへの応用可能性は高いと考えられる.

試作ツール

発表文献


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