ユーザインタフェース 課題

自動車の遠隔運転インタフェースのデザインと実装

課題内容

シミュレータ上で自動車の遠隔運転インタフェースのデザインし実装する。 ユーザインタフェースはどのようなものでもよい。 以下に例を挙げるが、これ以外の独創的なものも歓迎する。 効率だけでなく、オリジナリティの高いもの(他人と違うもの)を評価する。 実装は任意の言語および任意のプラットフォーム(PC, tablet, etc)を利用してよい。 出来上がったユーザインタフェースについては、動作がよくわかるような簡潔な動画を作成する(10秒程度)。 動作している様子をスクリーンキャプチャー (CamStudio, Bandicamなど)で記録すればよい。

ソフトウェアパッケージ (サーバー + クライアントサンプル)

software.zip

サーバーのソース (unity project)

server.zip

仕様

シミュレータをサーバーとして走らせて、ユーザインタフェース部分をクライアントとして実装する。 パッケージに簡単なサンプルがあるので、それを参考にしてよい。 サーバーとクライアントは基本的なソケット接続なので、クライアントは違う言語や違うプラットフォームで 実装してもよい。 サーバーは unity で記述されている。サーバーは基本的に変更しないものとするが、 ユーザインタフェースを工夫するうえでどうしても必要であれば、変更してもよい。
通信プロトコルは以下のようである。
ポート番号 5800
start // 初期状態に戻す 計測開始
accelerator 50 // アクセルレベルの設定 (0 ... 100) 更新されるまで同じレベルを維持する。
decelerator 50 // ブレーキレベルの設定 (0 ... 100) 更新されるまで同じレベルを維持する。
wheel 50 // ハンドルレベル (0 ... 100) 更新されるまで同じレベルを維持する 50がニュートラル
shiftgear true // ギア true=前進 false=後退

構想発表 (6/29)

実際の開発に入る前に十分に案を練って、その内容を授業で順に発表する。 書画カメラを使うので、紙に印刷してくる。手書きでもよい。太く大きな文字で。 どのようなインタフェースとするのか、イラストを使って分かりやすく説明する。 一人2分以内で説明できるように準備してくること。

ユーザテスト

実装したユーザインタフェースを使って規定のコースを運転してもらう。 被験者を2人(自分以外)用意してテストを行う。 なるべく情報科学科以外の人が望ましい。

手順:
1)概要を説明する。
2)操作方法の説明なしで、ゴールまで運転してもらう。時間と衝突回数を測る。あまりに時間かかりすぎたら打ち切り。
3)操作方法を説明して、練習として、ゴールまで運転してもらう。5回繰り返す。途中サポートしてもよい。
4)本番のテストとして、5回ゴールまで運転してもらう。時間と衝突回数を計測する。
5)インタビューしてコメントをもらう(問題点や改善案など)。

情報科学科以外所属でプログラミングが出来ない学生向けの課題

自分なりにオリジナルのユーザインタフェースをデザインし、 その動作を図と文章で説明したものを仕様書のような形でレポートにまとめる。

レポート提出方法

自分の実装の説明・実験結果・考察をわかりやすくまとめたレポート(できれば図を含めたpdfが望ましい)、 および動作を記録した動画(mp4など。10秒程度)を、氏名・学生番号を明記の上、下記の提出先までメイルすること。 ビデオはyoutube や dropbox などにアップロードし、レポートにURLが望ましい。 また、作成したプログラムを提出することは必須とはしないが、 ウェブ上で動かせたり、ダウンロードできる場合には、レポートにURLを記載してほしい。 レポートについてはフォーマットを用意したので、 これに準じて作成すること。 他の学生にとっても勉強になるので、各自のホームページで公開することも勧める。

提出期限: 7月18日(火)深夜 (厳守)

提出先: igarashi.lab@gmail.com (件名を「user interface report」としてください)

成果発表 (7/20)

自分で開発したインタフェースについて紹介する。 どのようなものを作ったのかの説明、デモストレーション、ユーザテストの結果、などについて説明する。 一人3分以内で説明できるように準備してくること。

なるべく早く作業を始めること。 テストには時間がかかるので、一週間前くらいまでには実装を終えるように。 不明な点、質問等があれば早めに五十嵐まで。 アップデートがあればこのページに掲示する。