2Dキャラクタのポーズを操作するユーザインタフェースをデザイン・実装し、ユーザテストを行う
課題内容
2Dキャラクタのポーズを操作するプログラムを実装する。
最低限の条件として、すべてのジョイントをインタラクティブに操作できるようなプログラムを実装すること。
その上で、余裕があれば、グラフィカル表現の仕方、ユーザインタフェースについて、なるべく独自の工夫を行ってほしい。
以下に例を挙げる。
- 直接つかんで回転
- Inverse Kinematics (blender, UTPoser)
- スケッチ
- 音声による入力
- KINECT
- マルチタッチ
効率だけでなく、オリジナリティの高いものを評価する。
以下に Java によるベースプログラムを配布するので、これをもとに実装すること。
ただし、同等のものが作成できれば、任意の言語で自由に実装してよい。
出来上がったユーザインタフェースについては、動作がよくわかるような簡潔な動画を作成する(10秒程度)。
動作している様子をスクリーンキャプチャー
(CamStudioなど)で記録すればよい。
プログラム:
(pose.zip)
ユーザテスト
実装したユーザインタフェースを使って、指定された3つのポーズを作成してもらう。
ポーズは、あらかじめ1枚ずつ紙に印刷しておき、それを渡して作業してもらう。
被験者を2人(自分以外)用意してテストを行う。
なるべく情報科学科以外の人が望ましい。
手順:
1)概要を説明する(関節角を調整してポーズを作る)。
2)操作方法を説明し、練習用のポーズを作成してもらう。適宜補助する。
3)3つのポーズをこの順に作成してもらう。1つずつ時間を計測する。ポーズは角度が正確に一致していなくてよい。見た目で、被験者が満足するまででよい。
4)インタビューしてコメントをもらう(問題点や改善案など)。
課題ポーズ (pose.zip にも含まれています):
練習用
課題1
課題2
課題3
テスト結果はこちらで集計するので以下のフォーマットの表がほしい(タブ区切り)。
あまりに時間がかかる場合には途中で打ち切る(5分くらい?)。
実験結果(タブ区切り):
| 課題1(秒) | 課題2(秒) | 課題3(秒) |
被験者1 | 60 | 12 | 20 |
被験者2 | 60 | 12 | 20 |
開発者 | 60 | 12 | 20 |
情報科学科以外所属でプログラミングが出来ない学生向けの課題
簡単な実験用プログラムを配布するので(メイルでリクエストしてください)、
これを用いてユーザテストを行う。
その上で、当該ユーザインタフェースの悪い点を明らかにし、どのように改善すればよいかを示す。
また、自分なりにオリジナルのユーザインタフェースをデザインし、
その動作を図と文章で説明したものを仕様書のような形でレポートにまとめる。
レポート提出方法
自分のデザインの説明・詳しい操作方法・実験結果(時間の集計)・考察をわかりやすくまとめたレポート(できれば図を含めたpdfが望ましい)、
プログラム(ソースとバイナリ)、および動作を記録した動画(mp4など。10秒程度)をzipファイルにまとめて、
氏名・学生番号を明記の上、下記の提出先までメイルすること
(run.bat はメイルで受け取れないので run.bat_などにして送ってください。
大きい場合にはdropboxなどダウンロードできる場所においてもらうのでもよい。
ビデオはyoutube などにアップロードし、URLのみ提出でもよい。)。
レポートについてはフォーマットを用意したので、
これに準じて作成してください。
他の学生にとっても勉強になるので、各自のホームページで公開することも勧める。
提出期限: 5月21日(水)深夜 (厳守)
提出先: igarashi.lab@gmail.com (件名を「user interface report」としてください)
なるべく早く作業を始めること。
テストには時間がかかるので、一週間前くらいまでには実装を終えるように。
不明な点、質問等があれば早めに五十嵐まで。
アップデートがあればこのページに掲示する。
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