ユーザインタフェース 課題


課題: 為替相場の履歴をブラウズするユーザインタフェースをデザイン・実装し、ユーザテストを行う

課題内容
下記の相場の履歴データをインタラクティブに可視化するプログラムを実装する。 最低限の条件として、全期間の履歴が見られるようなインタラクティブなプログラムを実装すること。 その上で、余裕があれば、グラフィカル表現の仕方、ユーザインタフェースについて、なるべく独自の工夫を行ってほしい。 ただし、今回は、キーボードを使わずにすべてマウス操作で行うものとする。開発に使用する言語はなんでもよい。

出来上がったユーザインタフェースについては、動作がよくわかるような簡潔な動画を作成する(10秒程度)。 動作している様子をスクリーンキャプチャー (CamStudioなど)で記録すればよい。

データ: 1998.1.1 - 2012.5.13 の期間の為替相場(円ドル相場)のデータ  (オリジナルリソース

ユーザテスト
実装したユーザインタフェースを使って履歴をブラウズして、 与えられた質問に答える。 被験者を2人(自分以外)用意してテストを行う。 なるべく情報科学科以外の人が望ましい。 テスト用の課題としては、 与えられた一連の質問に答えてその時間と得点を見るもの(タスク1)と、 時間内になるべくよいものを見つけるもの(タスク2)を行う。 タスクの詳細については下記からダウンロードして利用すること。 終了したら、時間を記録する。

実験用タスク: task.txt

一通り終わったあとにユーザと話をしてコメントをもらう。 コメントおよび観察結果などをもとに、自分のデザインしたユーザインタフェースの うまくいった点・改善を要する点などをあきらかにする。 テスト結果はこちらで集計するので以下のフォーマットの表がほしい(タブ区切り)。 あまりに時間がかかる場合には途中で打ち切る(5分くらい?)。

実験結果(タブ区切り):
タスク1時間(秒)タスク1正答数(0-12)タスク2差額(円)
被験者1 60 12 20
被験者2 60 12 20
開発者 60 12 20

情報科学科以外所属でプログラミングが出来ない学生向けの課題
下記に、簡単な実験用プログラムを配布するので、これを用いてユーザテストを行う。 その上で、当該ユーザインタフェースの悪い点を明らかにし、どのように改善すればよいかを示す。 また、自分なりにオリジナルのユーザインタフェースをデザインし、 その動作を図と文章で説明したものを仕様書のような形でレポートにまとめる。

実験用プログラム: chart.zip (要Java)

レポート提出方法
自分のデザインの説明・詳しい操作方法・実験結果(時間の集計)・考察、 をまとめたレポート(できれば図を含めたpdfが望ましい)、プログラム(ソースとバイナリ)、 および動作を記録した動画(avi, 10秒程度) をzipファイルにまとめて、氏名・学生番号を明記の上、 下記の提出先までメイルすること (run.bat や大きいファイルなどはメイルで受け取れないので run.bat_などにして送ってください。 dropboxなどダウンロードできる場所においてもらうのでもよい)。 レポートについてはフォーマットを用意したので、 これに準じて作成してください。 他の学生にとっても勉強になるので、各自のホームページで公開することも勧める。

提出期限: 7月19日(木)深夜 (厳守)

提出先: igarashi.lab@gmail.com (件名を「user interface report」としてください)

なるべく早く作業を始めること。 テストには時間がかかるので、一週間前くらいまでには実装を終えるように。 不明な点、質問等があれば早めに五十嵐まで。 アップデートがあればこのページに掲示する。