ユーザインタフェース 課題


課題: 木構造をグラフィカルに操作するプログラムを書き、ユーザテストを行う。

プログラム
キーボードを使わずマウスだけで検索できるようなインタフェースに限定する。 なるべくJavaのプログラムが望ましいがその他の言語でも可。 講義で紹介したような例を参考にしてよいが、 使いやすくするような工夫(表示法および動作)をすること。 あるいはなるべく既存のものと異なる独創的なものが望ましい。 参考用にHyperTreeとJTree(Swing)および簡単なZoomTreeのソース を下記の場所に置いておくのでこれらを元にして開発してよい。 その他必要に応じて既存のプログラムを参考にしてもよいが、 その場合にはその内容と自分の開発した部分を明記する。 他の学生のものを流用するのは禁止とする。

データおよび参考プログラム:
データセット(オリジナルはyahooのコンピュータ関連のディレクトリ)
HyperTree HyperbolicTreeの実装例。オリジナルはここ
JTree Swing の JTreeの利用例。
ZoomTree Zoomingのサンプルコード。オリジナルを開発する際の参考に。

ユーザテスト
概要:
3つのインタフェース(HyperTree, JTree, 自分の作ったもの)の比較検討を行う。 ユーザは自分の他に2人用意し(合計3人)、テストする順番を人によって入れ替える(abc, bca, cab)。 それぞれについて、テスト課題を行った後、メイン課題を行ってもらい、時間を計る (課題はここ。 またストップウォッチはここ)。 また、一通り終わったあとにユーザと話をしてコメントをもらう。 テスト結果はこちらで集計するので以下のフォーマットの表がほしい(単位は秒)。

		HyperTree 	JTree 		オリジナル
被験者1       	100		200		300
被験者2      	100		200		300
被験者3      	100		200		300
平均      	100		200		300
時間に加えて、自分で動かした感想や、テストユーザからのコメントや観察結果などを まとめる。それぞれのインタフェースのよい点、悪い点などを挙げてもらうとよい。

レポート提出方法
自分のデザインの説明・実験結果・考察をまとめたレポート、およびプログラム(ソースとバイナリ) をzipファイルにまとめて、氏名・学生番号を明記の上、下記の提出先までメイルすること。 大きいと邪魔なのでデータは除いてほしい。 他の学生にとっても勉強になるので、各自のホームページで公開することも勧める。

提出期限: 5月19日深夜 (厳守)

提出先: report @ ui.is.s.u-tokyo.ac.jp

なるべく早く作業を始めること。 テストには時間がかかるので、一週間前くらいまでには実装を終えるように。 早めに提出してもらえるとありがたい。 不明な点、質問等があれば早めに五十嵐まで。 アップデートがあればこのページに掲示する。

参考資料

  1. 情報視覚化チュートリアル by 増井俊之
  2. Inxight 情報視覚化ツールの会社。デモのダウンロードあり。
  3. Jazz (Toolkit with zooming & animation) by Ben Bederson
  4. subArctic (Toolkit with animation & constraints) by Scott Hudson and Ian Smith