概要

我々は,アナログ画材でオフライン彩色された素材を,Flashアニメーションなどのデジタル映像制作に利用するワークフローを提案する.近年アニメーション制作には,標準化されたデジタルソフトウェアを利用するのが一般的だが,皆がよく似たツールを使うことで,作品から作者の個性やアナログ的質感を感じにくい場合がある.一方イラスト制作者はそれら質感のある彩色に長けているが,アニメーション制作の経験は少ない.そこでイラストレータの持つ彩色スキルをデジタルアニメーション制作に活用するため,オフライン彩色プロセスをオンライン映像制作プロセスへ効率的に統合するワークフローを提案する.初めにユーザはスケッチインタフェースにより,デジタルに絵と動きを作成する.次に映像を構成する画像レイヤーをまとめて紙に印刷し,アナログ画材を利用して彩色する.最後に彩色済み用紙をスキャンし,映像として再構成する.本稿では提案ワークフローの実装例を提示し,ユーザによるデザイン評価を通じて,提案手法の長所と短所を議論する.

動画

発表文献

  • Makoto Nakajima, Daisuke Sakamoto, and Takeo Igarashi. "Offline Painted Media for Digital Animation Authoring," In Proc. CHI '14 (to appear), 2014.
  • 中嶋 誠, 助川 正人, 黒岩 司, 五十嵐 健夫. “アナログ画材を用いたアニメーションの作成を支援するシステム,” VC/GCAD 合同シンポジウム 2013, 青森.
    • Paper: pdf
    • GCAD賞 受賞

発表スライド

謝辞

We thank Masato Sukegawa and Tsukasa Kuroiwa for their long-term support and discussions.
We also thank Hironori Shirotani, Kazunori Matsuo, and Naoya Iwata for participating in our user study.