ペガサスの使い方
ペガサスは 手書き整形によるお絵描きシステムです。
マウスによってフリーハンドで描いた直線を周囲の線分と
比較して、幾何学的な関係を満たすように整形します。
また、整形の可能性が複数ある場合には、複数の候補を提示してくれるので
ユーザはその中から好みの候補を選ぶことができます。
描画例
基本的な図の描き方
マウスの左ボタンを押しながらドラッグすると線が引けます。
マウスを放した時点で整形処理がなされ、整形結果が提示されます。
候補が複数あるときはピンク色の線分で表示され、線分を直接クリック
することで、別の候補を選択することができます。
赤くなっている線分からはなれた任意の場所をクリックすると確定です。
複数候補の選び方
候補が2つ以上表示されているとき、赤くなっているのが
現在選択されている候補です。この時、この赤い候補の満たしている
幾何学的制約が緑色のマークで説明されているので候補選択の参考に
してください。気に入ったものがない場合は、描き直してください。
幾何学的制約について
現在のシステムでは以下の幾何学的関係を利用して整形しています。
- 端点同士の接続
- 端点の他の線分上への接触
- 端点の水平および垂直方向への位置揃え
- 線分の傾きの一致 (平行)
- 線分の傾きの間の垂直関係
- 平行線分間の間隔の一致
- 45度、0度、90度
消去の仕方
消去は直線以外の折れ線やぐにゃぐにゃした線を描くことで
行われます。この時、消去されるのは消去ストロークを描き始めた
始点からもっとも近い線分であることにご注意ください。
メニューの使い方
ペガサスでは floating menu というメニューを採用しています。
これは、
画面上のどこにでもおいておけるメニューで
上の四角い部分をつまんで動かすことができます。
下の丸いボタンをクリックするとメニューがあらわれるので
必要な項目をクリックしてください。
ボタンを押したときにすぐにマウスボタンを離さず、
押したまま上下左右に動かして放すことでも、メニューを選択できます。
"File" で画像の保存と読み出し、および WMF 形式での書き出しができます。
"Clear" で画面がクリアされます。
"Undo" で前回の操作を一回だけ取り消しができます。
"View" で制約抽出状況表示コンソールを表示します。