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ペイントインタフェースによるボリュームセグメンテーション
五十嵐 健夫, 庄野 直之, 斉藤 季, 金 太一


CT やMRI などで得られる3次元医用画像からセグメンテーション処理によってサーフェスモデ ルを効率よく作成するための新しいユーザインタフェースを提案する.これまでに自動でセグメンテ ーションを行う方法が数多く提案されているが,実際の現場では手作業で閾値を設定して単純な閾値 処理でセグメンテーションおよびサーフェス作成を行う方法が一般的である.しかし,既存のユーザ インタフェースでは,閾値処理した後に無駄な部分を取り除くために単純なバウンディングボックス や投げ縄などが使われており効率が悪い.本研究ではこのような問題を解決する手法として,無駄な 部分を個別に選んで取り除くのでなく,目的とする部分をクリックやドラッグでペイントすることに よって「色づけ」してく方法を提案する.また,このようなインタラクションを実現するための技術 的な工夫として,個別の画素に対して異なる閾値を割り当て,それをペイント操作によって間接的に 編集するという仕組みを導入する.本手法を用いることにより既存手法よりも大幅に作業時間を減ら せることを,脳神経外科医によるユーザテストによって確認している.

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